昭和58年の東京第一号の温浴器(現在の24時間風呂)の導入から、日本初の家庭用全自動軟水器の開発、そして業界初の「どこでも足湯」の開発と、一歩先行くアクトの風呂野のお風呂人生の物語。
「良品を良心価格で良心的サービスで」をモットーに、アクトのこだわりの原点がここにあります。
【その3】足湯物語「これぞお風呂のプロの心意気」
足湯との出会い
24時間風呂の工事をしていると時々湯を抜かずに工事をしなければならない場合があります。ズボンを腿までたくしあげて岩風呂の中を歩いているとすぐに汗をかいてしまいます。全身お風呂に入ってもそんなに早く汗をかかないのにと不思議に思っていました。
ところが平成16年に地方の温泉場で初めて足湯なるものに遭遇したのです。これがとてもよく温まり気持ちよかったのです!「そういえば工事の時よく汗かいたな、これが健康に良いのか」と実感し、足湯健康法なども色々勉強しました。そして、これなら、今まで推奨してきた腰湯に入れない方でも、裸にならないで身体を温められるし、健康効果も高いと分かり、足湯の研究を始めたわけです。
汚い足湯に奮起!
東京から200km圏位の足湯をいろいろ見て回りましたが、プロのろ過器屋としては、なかなかこれは良いと思う足湯には巡り合えませんでした。熱すぎるかと思えば、ぬるすぎたり、うす汚くよどんでいたり、浴槽が汚かったり、ごみが浮いていたりといった具合でした。
そして極め付けが我が家の近くに新規開店したスポーツクラブでした。うたい文句に「温泉のあるスポーツクラブ」「温泉足湯もあります」とあり、さっそく行ってみました。ところが、やはりぬるいのです。しかも、ため池みたいによどんでいて、ホコリやゴミが浮いていて、湯槽はヌルヌル!
こりゃだめだ、よし!清潔な足湯をつくるには、うちの出番だ! というわけで、アクトのろ過機技術を生かした足湯をつくろう!それも気軽に簡単に造れるようにしようと思い立ったのです。そして、コンセプトは 温泉がなくても水と電気さえあればどこにでも足湯が設営できること。そこから、ブランド名は「どこでも足湯」とし、製造準備を開始しました。
試行錯誤の末、足湯完成!
足湯は湯量は少なくても表面積が大きいので冷めやすく、また意外と汚れが激しいが、従来のお風呂用ろ過器では予算が掛かる。そんなことから低価格で提供可能な足湯専用ろ過ヒーターユニットの設計製造を開始しました。足湯浴槽は現場により寸法が異なるので、自由寸法のオーダーメイドとしました。
まず、足湯浴槽の材質探しから始めました。長年の経験から、お客様が良く憧れる木のお風呂は、「まず高価・水漏れ・腐り・汚れ・耐久性が乏しい・お手入れが大変・重い」などの難点があります。また、石のお風呂は、「工期もかかり、どこにでも造れるわけではない・そしてなんといっても非常に高価」
色々試行錯誤した後FRPに行き着きましたが、安物といったイメージがあったので色々メーカーをあたり、素晴らしい工場にめぐり合い現在の御影石目調の素晴らしい素材にもめぐり合いました。そして最終デザインが決まるまで半年、やっと、これならというデザインが決まりました。
「ベンチなし」「対面ベンチ付」「片面ベンチ付」を基本として「円形」も造れる様になりました。

石目調黒御影・対面ベンチ付き

石目調黒御影・片側ベンチ付き

円形足湯
秘話 ここだけの話
足湯浴槽設計で当初一番誤算だったのは、浴槽に腰掛ける人一人当たりの寸法見積りです。他人と身体が触れ合うのは嫌だろうということで一人当たりたっぷり80cmとりました。ところが、5人用となるとこれで4mになってしまいます。当然費用もかかりました。
ところが、実際現場では皆さん席を譲り合って詰めて入ってくださるのです!
そこには嫌な顔をする人はなく、逆に他人同士が仲良く和気あいあいです。
こんな光景をあちこちで目にして、その後は一人当たりの寸法を短くしています。
清潔な足湯は長年の経験と心意気の結晶
その後、完成品をホームページに掲載したところ、最初に神奈川県の老舗旅館様から、続いて東京のデイサービス様、京都の病院様から注文が入りました。清潔な足湯を大変喜んでくださって、ろ過器屋としては嬉しい限りでした。長年のお風呂人生が「どこでも足湯」に結晶したような思いでした。
神奈川県:G旅館様
東京都:デイサービス様

京都府:S病院様



